こんにちは。ちゃくら、ひとみです。

春先の、まだ暖房を入れようか迷うような肌寒い日のことです。レッスンの前に、お客さまにこう尋ねました。
「エアコン、入れますか? どうしましょう?」
すると、その方はこうおっしゃったんです。
「今ちょっと寒いけど、呼吸してると暑くなるから、なくていいよ」
そして実際、レッスンが始まって呼吸のパートが終わる頃には、その方はそっとパーカーを脱いで、きれいに畳んで脇に置いていらっしゃいました。暖房もつけていないのに、です。
これこそが、ヨガが体を温める力を、何より物語っているなぁと思うんです。
冷えは「末端」だけの問題じゃない
冷え性というと、手先や足先が冷たいことだと思われがちです。でも本当の正体は、もっと根っこにあります。体のすみずみまで温かい血を届ける「巡り」が、滞っている状態なんです。
心臓から送り出された血は、全身をめぐって、手足の先まで温もりを運びます。ところが運動不足や、筋肉のこわばり、浅い呼吸が続くと、この巡りが弱くなる。すると、いちばん遠い手足の先から、冷えていってしまうんです。
だから、靴下を重ねたりカイロを貼ったりして外から温めても、その場しのぎになりがち。大事なのは、巡りそのものを取り戻すことなんですね。
足指を動かすだけで、巡りは目に見えて変わる
レッスンの準備運動で、私がよくしてもらうことがあります。足の指を、一本ずつ、ゆっくり動かしていくんです。
これがおもしろくて。動かし終わった足と、まだ動かしていない足を見比べると、一目瞭然なんです。動かしたほうは、ぽかぽかと血色がよくなって、ほんのり赤みがさしている。まだのほうは、どんよりと白っぽいまま。
同じ人の、左右の足です。それなのに、ちょっと動かしただけで、こんなにも変わる。「巡る」というのが、目に見える形でわかる瞬間です。
普段、足の指なんて意識して動かすこと、ほとんどありませんよね。靴の中でぎゅっと縮こまったまま、一日が終わる。冷えの方ほど、この足先の巡りが眠ってしまっているんです。
なぜヨガが、巡りを変えるのか
ヨガは、ふだん使っていない筋肉を、すみずみまで動かしていきます。筋肉は、血を全身に送り返すポンプの役割をしています。とくに足は「第二の心臓」と呼ばれるほど、巡りにとって大切な場所。
足指や足首をていねいに動かし、固まった股関節をゆるめ、深い呼吸で全身に酸素を送る。こうして体じゅうのポンプを目覚めさせていくから、ヨガのあとは、体の芯からぽかぽかしてくるんです。
あのお客さまが「呼吸してると暑くなる」とおっしゃったのも、まさにこれ。深い呼吸そのものが、巡りのスイッチを入れていたんですね。
内側からも、そっと温める
私自身が毎朝続けているのが、白湯を一杯飲むこと。冷たい飲み物は、それだけで内臓を冷やしてしまいます。朝いちばんに温かい白湯で胃腸をやさしく目覚めさせると、体の内側から巡りが動き出す感じがするんです。
体を動かして巡りを促し、温かいもので内側からも支える。この両方がそろうと、冷えにくい体に少しずつ変わっていきます。難しいことではなく、毎日のちょっとした積み重ねです。
おうちでできる、足先ぽかぽか
椅子に座ったまま、テレビを見ながらでもできます。
① 足の指を、ぎゅーっと5秒間、握りしめる(グー)
② パッと一気に開く(パー)。指の間を広げるように
③ グー・パーを、ゆっくり10回
たったこれだけで、足先にじんわり血がめぐってきます。お風呂上がりや、寝る前にもおすすめ。冷えて眠れない夜にも、そっと巡りを呼び戻してくれますよ。
「我慢」しないで、巡らせて
冷えに悩む方は、本当に多いです。とくに女性は筋肉量が少なめで、巡りが滞りやすい。そのうえ「これくらい我慢しなきゃ」と、つい無理をしてしまう方が多いんです。
でも、冷えは我慢するものではありません。体が「巡りが足りないよ」と教えてくれているサインです。そのサインに、靴下を重ねるのではなく、巡らせることで応えてあげてほしいんです。
「体が硬いから無理」という方も、大丈夫。足の指を動かすことに、柔らかさは必要ありません。今のあなたの体のまま、今日から始められます。
ちゃくらでは、足先から全身まで、眠っていた巡りをていねいに呼び覚ましていく時間をご用意しています。「呼吸してたら暑くなった」——あの体の芯からのぬくもりを、半田のスタジオでぜひ感じにいらしてください🌙
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YOGAサロンchakura
ずっと綺麗でいたい!のサポーター
田中ひとみ
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